「陸、どうしてそんな悲しい顔してんだ?」 「…………だな」 沈黙が流れた。 だが次の瞬間、陸の目が見開いた。 「陸、どうしてそんな悲しい顔してんだ?」 「…………だな」 そして陸が席を立った瞬間遼が部屋に飛び込んできた。 息を切らしながら陸に近づく。 一瞬翔を睨むと口を開けた。