愛理は寝かされた身体に力を入れて起き上がった。



「麻衣を守れるのは私しかいないの……麻衣は私に少しだけれど楽しい高校生活をくれた。多分麻衣がいなかったらこんなに短い期間でも楽しめた。」



「…………愛理!!」


麻衣は無我夢中で愛理に近づいて思っきり抱きしめた。


「麻衣。私と友達になってくれて有り難う。……これからは翔様と幸せになって」