「どうゆうこと……?愛理、貴方はこの学校唯一の庶民育ちではなかったの?」


愛理の身分は今まで麻衣にでさえ学校初の庶民育ちの特例転校生だったのだ。


「私はこの国の王子、陸様の婚約者なの。」

それは晃が愛理にしてやれる最後のことでありしばらくの間愛理に自由を与えることであった。


それも今日で終わり


愛理は陸に素性を知られたのだ。




もうこれで麻衣とは最後。


私が麻衣にしてやれることは……