彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜




私は斗真くんの鼓動に耳を傾けながら、それが私と同じ速さなのを確認して密かに微笑む



「斗真くん…」


「ん?」


「斗真くんは?」


「は?」



私はそこまで言って、頬を膨らまして斗真くんを下から睨む



「斗真くんの気持ち聞いてない」



私の気持ちばっかりでずるいよ



斗真くんの口からも言ってほしい



すると斗真くんは恥ずかしそうな困った顔で私から目を反らす



「言わなくてもわかるだろ」



「いやだ…聞きたい…」



私は半ば泣き出しそうな顔をして斗真くんを見つめ続ける



言葉にしてくれないと不安だよ



本当は私の勘違いだったなんて思いたくないし



斗真くんはそんな私を一瞥した後、小さなため息を付いて話し出す




「……わかった、よーく聞いとけよ?」



「うん!?」