強引なキス
やさしいキス
彼はいつだって
反則技で私の心を持っていく
「菜々子…体の力抜け」
「━━っはぁ━……」
強引だと思えばやさしく食べるようなキスをしてくる斗真くんに、抗うことなんて出来ない
私はだんだんと斗真くんを受け入れて抵抗していた力を緩める
いつの間にか授業が始まっているのに気付きもしないで、私たちは夢中で唇を合わせていた
何度も何度も唇を合わせてお互いを深く求め合う
斗真くんが欲しい
誰にも渡したくない
そんな気持ちがどんどん私の中で膨らんで行く
「…ハァ…斗真く…」
「……なに…?」
好き
もう好き過ぎて他に何もない
こんなに好きになる人なんてもう一生出てこない気がする
「好き……」



