私は斗真くんの両腕をガッチリと掴んで近づいた
「斗真くん!」
「!?」
斗真くんは私の行動の意味が全くわからないようで、終始眉間にシワを寄せて難しい顔をしている
それでもいい
一角がまた崩れたの
もっともっと聞きたいことがある
「校章どうしたの!?」
「は?」
「ほら、胸の校章付けてないでしょ?どうしたの?」
私は掴んでいる手に力を込めて斗真くんに詰め寄る
「それ、福山にも聞かれたけど何かあんの?」
深雪ちゃんも?
告白した時に聞いたのかな?
そりゃ気になるもんね
「いいから教えて!」
「そんなの覚えてねーよ」
「はぁ?」
「気づいたらなくなってた」
何それ!?
そんな理由?



