「でも血が繋がっていなくても、菜々子は俺を選ばない…そうだろう?」 私はそれに答えることが出来なかった でも答えはイエスだろう だって 斗真くんを知ってしまったらきっと他の人なんて目に入らない 浬世也のことをもし気にしていたとしても 斗真くんが私の目の前に現れれば きっと私はすぐに斗真くんに心を奪われてしまうだろう 「菜々子!行ってこい!」 「え?」 「取りに行かないと誰かに取られちまうぞ!」 浬世也… 「ドーンとぶつかってこい!」 浬世也が私の背中をトンッと押す