放課後になって浬世也が私を誘いに来た
皆の視線が痛い
一応否定はしているけれど、私たちが付き合ってると思ってる人もいるみたい
でも、そんな特殊な家庭環境を上手く説明するのも面倒だし、いちいち噂されるのも嫌だから2人で黙っておくことにした
「OK〜!行こう!」
もし、斗真くんと付き合い出したら話そうと思ってたけど
友達のポジションじゃあ話してもウザがられるだけだしね
そう言えば…斗真くんは放課後まで帰ってこなかったな
あそこでまだ寝てるのかな
それとも…
そんなことを考えながら歩いていると浬世也が斗真くんの話をする
「しかし工藤も見る目ないなぁ〜」
「ねー?やっぱそう思うでしょ!」
「ハハハ!」
浬世也はやさしい!
弟じゃなかったら好きになってるとこだよ
「なんか菜々子が以外と元気そうで安心したぁ〜」
「そう?」
まあフラれはしたけど、当初の計画通り『友達』というポジションは確保できたわけで…



