とんでもないことを聞いてしまったのかもしれない もしかしたら違う人の名前を言われるかもしれない でも、聞かずにはいられなかったのかも 私の中で日に日に斗真くんの存在は大きくなるばかり もう告白した時の比ではないくらい もし自分じゃないなら これ以上膨らむ気持ちを早急に止めなければいけない 好きになりすぎて手放すのはとても悲しいから 斗真くんは私の言葉に何の反応も示さないまま顔だけはずっとこちらに向けている そして持っている本を隣に置くと私の方にゆっくりと歩いて近づいてきた