「学生2枚」 斗真くんはチケットを差し出しながらお金を払う 「あ…私のお金…」 そう言って手を離そうとしたけど、斗真くんは離してくれなかった 「いい」 「でも…」 「割引チケットあるからどうせ一人分みたいなもん」 そうぶっきらぼうに言うけれど もしかしたら手を繋いだのは私にお金を出させないためかもしれない だって中に入ったら手は自然と離れたから 私はそれを名残惜しく感じながら席まで付いていく 「あれ?」 席に着くと、結局隣には浬世也が座ってた