私は恥ずかしさも手伝って、斗真くんの体を勢いよく押し返すと床にばらまいた筆箱の中身を拾い出す



うー…


はずかしい…


顔があげられない



「ん」


ドキンッ━━━……



そんな声がして顔をあげると斗真くんが消しゴムを拾って差し出していた



「ありがと…」



ドキンッドキンッドキンッ━━━━━━……‥‥



やばい!やばい!


心臓があり得ないぐらいドキドキする



グィ━━……


ドキーンッ!!



斗真くんの手から消しゴムを受けとると、同時に斗真くんは私の手を掴み立たせる



いちいちドキドキして顔を赤くさせている私を見た斗真くんは



さっきと違ってとても楽しそう