私は急いでご飯を食べ終え
逃げるようにソファに座った


「観月はいい奥さんになるな♪」

文哉が美味しそうにグラタンを食べる

せっかくの誕生日だもん
幸せな気持ちで迎えたい


ご飯を食べ終えた文哉が隣に座る

「上手かったよ」

そういって私の頭を撫でた
文哉の肩に頭を預ける


『今日泊まっていくよね?』

「あ〜、そうしたいのは山々なんだけど」

『帰っちゃうの?』


珍しく上目遣いで文哉を見上げると
顔は真っ赤になっていて

「それ、他のやつに禁止な」


意味がよく分からなかったけど
文哉にしかするつもりない