私、リア充してます〜観月、OL、25歳〜

広報部に戻って資料を印刷していると後ろから抱き締められた。

『わっ!ま、松下さん!!』

「充電中〜」

『だ、誰かに見られたら
どうするんですか!!』

「いいじゃん、みんな知ってるし?」

『そうかもしれないですけどっ!
私これから役員室に行かないと・・・』

「あんなオヤジのとこ?
行かなくていいよ」

『ダメです!離してください〜』

「観月ってほんとにぶいんだね。」

『えっ?』


その時、腕の力がふっと緩んで
私は解放された

松下さんの悲しそうな顔

「話の続きは夜しよう」

そういって出ていってしまった


印刷した資料をホチキスでまとめ
役員室へ向かう