私、リア充してます〜観月、OL、25歳〜

『お疲れ様です。』

「観月くん、大変なことになった・・・」

『何ですか?』

「君が作ってくれた資料を
なくしてしまったんだよ・・・
あれがないと次の役員会が・・・」

私と陽子は顔を見合せて
クスッと笑った

『専務、それでしたら大丈夫です。
わたしのパソコンに
データが入っていますから。
後で役員室までお持ちしますね。』

「あ、あぁ、そうか。
頼んだよ。」

『はい、かしこまりました。』


専務の姿が見えなくなるのを確かめてから
陽子が言った

「専務って意外と可愛いのね?」

『そうなの。
仕事に関してはめったに無いんだけど
ご自身のことになると
ちょっと抜けてるの

じゃあ、私先に戻って資料印刷してくるね。』

「はいはーい」