私が反論してもハンドルを握るのは文哉

病院に着いても
先生が明日入院だから・・・
と言ってるのに
無理矢理今日から入院にした


『もうっ!心配しすぎ!!』

ベッドに寝かされた私は
椅子に座った文哉を睨み付けて言った

「だって何が起こるか分かんねぇじゃん!!
初めてだし二人だし・・・」


心配っていうよりは
自分が怖いだけなんじゃ・・・?


『あのね、産むのは私
痛いのも私なの!
私より不安がらないでよ〜』

「ごめん・・・
そうだよな、観月が一番不安だよな」


ベッドに座り抱き寄せてくれた