『もっ、もしもしっ!』

「おはよう」

『おはようございます』

「観月んち、何号室?」

『303ですけど・・・』

「迎えに行くから、準備しといて!」

『えっ、何時にっ・・・』
プープープー・・・


『うそーん!!』

まだ化粧もしてないし
部屋は昨日の服が脱ぎっぱなし

とりあえず部屋を片付けることにした

洗濯物を洗濯機に放り込み
掃除機をかける

『最近大掃除しといてよかったー・・・』


顔を洗ってボサボサの髪を
ブローしていると
インターホンが鳴った

『えっ、もう?!』

ガチャッとドアを開けると
松下さんが立っていた

「おっ、すっぴんじゃん」

『あ、これは、そのっ・・・』

あたしは両手で顔を覆った

『よければ、どうぞ・・・』

「そのつもりで来たから♪
お邪魔しまーす」


あたしはコーヒーを入れながらちらっと松下さんをみた