私、リア充してます〜観月、OL、25歳〜

着信履歴が文哉で埋まり
私も限界がきていた

時計を見るとまだ2時
でももう無理だ


3コールで声がした

『陽子っ・・・
もうっ、無理かも・・』

安心してしまった私は
声を出して泣いた




「観月の気持ち、よく分かった
だけど、松下さんにも
きっと言い分があると思うの
だから・・・夜まで待てる?」

陽子のやろうとしていることは
なんとなく分かった
だけど・・・

『文哉に私の気持ちなんて分からないよ』

「あのね
言ってないのに分かるわけないでしょ?
松下さんが一番好きなのは観月って
あんたが一番よく分かってるでしょ?」

『数時間前まではね』

「もう・・・
とにかく!また電話するから
じゃあね!」

一方的に切られてしまった