「なんで、昌が…。」 昌との思い出が深い、葉桜の下で。 昌のことを想っているときに。 昌ではない、"まさ"が現れた。 しかし莉々の心を埋め尽くすのは、驚きよりも悲しみだった。 「なんでっ、なんであの"まさ"はいるのに、昌はいないのっ…! 同じ名前なのに…なんでっ!なんで昌の方がッ!!」 苦しいよ…。 会いたいのに…。 会えないよ…。 「苦しいよ…。」