私を溶かす、君の声




「俺は、お前と話がしたい。」

「……。」

「今は無理でも、話したい。」

「……。」


「天気がいい時は、ここに来る。
 話したくなければ無視していい。でも、少しでも気になったら話しかけてほしい。」

「……。」












「俺は、桜河原高校1年の













  嘉川 柾だ…。」