─幼き頃──
「おい、雪。ちょっと来い」
『何親父?』
親父に呼ばれて行ってみれば、若いイカチーイケメンと小さい豚がいた。
「俺の親友の塚田 暁と娘のめぐちゃんだ。ちゃんと挨拶しろ」
つか娘!?
飯与えすぎじゃね?
とりあえず挨拶はきちんとしとく。
親父は礼儀や基本的な事ができてない奴は嫌いだ。
『越前 雪です。初めまして。』
「初めまして。ちゃんとしてるな雪ちゃんは」
「礼儀は片っ端から叩き込んだからな」
「お前らしいな。ほら、めぐも挨拶しなさい」
「初めまして。石塚 めぐよ、よろしくね」
「しっかりした娘じゃねーか」
『…よろしく』
あたしは正直コイツが苦手だと思った。
理由はただ
めんどくさそうだったから。
まず第一印象がめんどくさそう。
そう思った。
だけど一緒にいるうちにコイツとは一生ダチやってけそうだと思った。
苦手だけど。
でもダチなら最後までダチやってきたい。
中途半端な事は嫌いだ。
それがあたしのモットー。
「雪だったけ?私ってやっぱ可愛でしょ」
『…何やねんお前』
やっぱ苦手だわ
コイツ。

