「鈴奈、来てくれたんだなっ♪」
汗まみれになった秀樹にタオルを渡す。
「久しぶりの部活はどうだった??かっこよかったよ。」
顔を真っ赤にしながら私はそういった。
「久しぶりの部活がランニング50週だぜ??マジできつかった~!!」
また、二人で笑い合えるなんて、思ってなかったよ。
「早く着替えてきてっ!!その格好じゃ帰れないでしょっ!!」
「はいはい。鈴奈お母さんっ♪」
「私はお母さんじゃないもんっ!!」
秀樹が前みたいに私をからかう。年の差を感じさせないくらいに面白い秀樹・・・。
「行くぜっ!!」
「うん♪」
「あっ!その前に・・・。」
「えっ??何??」
「もう一度、付き合ってください。」
「はい♪」
チュッ
秀樹は私の唇にキスをした。
私は顔が一瞬で真っ赤になった。
「じゃぁ、手繋いで帰るぞ~!!」
「えっ???今何したの~???」
「内緒っ♪」
こんな幸せな時間がいつまでも続けばいいのに・・・
きっと明日は・・・もっと幸せな時間が出来るよね???