―――次の日


私は、いつもより早く家を出た。

先輩に朝一番に言うためだ。


歩いていると・・・先輩を発見した。


先輩は、丁度家を出たところ。


これは・・・チャ~ンスッ!!


「先輩っっ!!」


「あっ、春チャンっ。」


「私、先輩のこと、大嫌いです。だから・・・鈴チャンと仲直りしてください。」


「っふぇ??」


もう!!なんなのっ、私がやっと決心していったのにっ!!


「だから~・・・先輩と鈴チャンが、仲直りしてほしいから~・・・」


「あ、あの話??ゴメン、無理。」


「何でですか??あんなに仲良かったのに・・・。私のせいですか?」


「えっ??違うよっ!!俺のせいっ!!気にしないでっ!!」


「あ・・・はい。」


「じゃぁねっ!・・・あと、変なこといってごめんなっ!!」


そういって、先輩は、先に行ってしまった。


何なの?鈴チャンを振った上に仲直りも出来ないなんて。