いつの間にか・・・私は、家の前にいた。
ガチャ
チロリンチロリン♪
「ただいま~。」
「「おかえんなさ~い☆」」
いつも、私を出迎えてくれるのは・・・
お母さんと妹の実菜。
玄関の前に座って私が帰ってくるのを待ってる。
いつもは「ありがと♪」と言って一緒にリビングへ行くんだけど・・・
「勉強してくるねっ。」
そういって、二人の横を通り抜けた。
「ハル??今日は、どうしたの?学校で何かあった??」
「うるさいっ!お母さんには関係ないじゃんっ!!あっち行っててよっ!!」
「・・・わかったわ。実菜、行こうか。」
お母さんは、さびしそうな顔をして実菜をつれてリビングへ戻っていった。
「・・・バカじゃん。。」
お母さんには関係ないだなんて・・・
お母さんに八つ当たりしたって意味ないのに・・・
お母さんにぶつけても、お母さんが傷つくだけじゃん。
部屋に戻った私は、勉強もしないで、ベットに横たわっていた。
よしっ!お母さんに謝ってこよ~!!
ガチャッ
「・・・ハル??」
「お母さん・・・。さっきはゴメンネ。」
「あ、いいのよっ♪ハルにも言いたくないことあるものね。無理に聞き出したりして悪かったわ。私こそ、ごめんなさい。」
ううん・・・。お母さんには悪くない。私が一方的に・・・。
「私ね・・・彼女がいる男の子から告白されたの。」
「そう・・・。」
それから・・・今日の出来事を簡単にお母さんに説明した。
お母さんは、うなずきながら聞いていてくれた。