月と太陽




拓人は頭から血を流してた。



拓人、拓人…拓人っ!



私は急いで拓人に駆け寄った。



拓人は気を失っていて、揺すっても反応しない。



「いやだっ!拓人…起きて!

起きてよ…!拓人ぉ…!」



数分後、救急車がきて拓人は病院に運ばれた。



救急車の中、叫んでも、叫んでも…



拓人は目を覚まさなかった。