―キーンコーンカーンコーン
―起立
―礼
―ありがとうございました
「宿題さんきゅぅ!助かった」
1時間目の教科書を片付けてると、健之介に朝貸した宿題を帰された。
「部活大変だし、仕方ないよ」
「さんきゅぅ!ぜってえ甲子園連れてくからなっ」
健之介は野球部でキャッチャーをしてる。
1年でレギュラーは健之介だけですごいから、
大して顔立ちが良いわけでもないのに女子に人気がある。
そして、あたしは野球部マネ。
中学からずっと、健之助と同じ部活。
「なぁ、お前でも高橋拓海カッコイイと思うの?
女子はうっせーよな。毎朝毎朝!」
「お前でもってっ。まあ、女の子ならそう思うのが普通かなぁ」
「へえ・・・まああいつ良い奴だけどな。」
あいつ?
高橋先輩のこと。あいつって・・・
あえてそこには触れずに
てゆうより
触れる前に健之介は席で爆睡しはじめてた。
毎日朝練と放課後に夜遅くまで
大変だから
仕方ないっちゃ仕方ないのかもしれないけど…

