さくら・・・
「…ごめん希美。言い過ぎた…」
「いいの。本当のことだもん。」
「ムカつくの…希美がにくいの…。
あたし、中学の時からずっと
健之助が好きだった。
うちの中学に、希美たちの中学が練習試合に来てて、
それで…
一目ぼれだった。
その頃からずっと知ってた。
マネージャーやってて、
やけに健之助と仲のいい希美の存在も。
希美は健之助の彼女だと思ってたから、
諦めようと思ったけど。
無理だった。
だから健之助と同じ高校、受験して。
せっかく同じクラスになれたのに…
彼女も同じクラスにいた。
その彼女と、運悪く隣の席になって。
仲良くなって。
希美が健之助の彼女じゃないって知ったとき
どんなにうれしかったか。
でも…きづいちゃった。
健之助はきっと。希美のことが好きだって。
希美もきっと…健之助のことが好きだって。
ふたりは両想いだった。
ふたりが付き合えば、諦めつくと思った。
だけど中々付き合わないんだもん…。
可哀そうじゃん。そんなの.
そんなの健之助が可愛そうじゃん…
って、あれ…あたし。何言っちゃってんだろ…」

