「ねー希美ー!!!!高橋先輩に告ったってマジ?」
翌日、美咲と葉月は唐突にもそういった。
あたしはこくりと頷いた。
隠す必要なんてないから。
堂々といようと思った。
噂は無くなるのも早ければ広がるのも早い。
つらいのは今だけだから…。
「高橋先輩といつも一緒にある安西先輩ているじゃん?
安西先輩と同じバイトなんだあたし」
はーちゃんが、噂の仕入れ先を話しはじめた。
「で、お腹痛い後輩を保健室連れていくて言いはじめて、
怪しいから付けてたらしいよ。最低だけど…」
安西先輩って、あの遊び人で有名な・・・。
あの先輩ならやりかねないかも。
「ねー・・・希美?
これは何かの気の迷いとかでなくて?」
さくらは言った。
笑顔ひとつ見せない真剣な表情で。
「いいじゃん?希美が初めて告白したんだから!!」
晴はそう言ってくれたけど
「だって希美は、健之介が・・・」
さくらは納得しなかった。
「いやでもさくら。考えてみれば、希美が健之介のこと好きなんて、
あたしらが勝手に言い出したことじゃない?」
「でもさ!!どうして、わざわざ高橋先輩みたいな高いとこ目指すの?
はっきりいうけど…
希美みたいな。恋愛ビギナーに高橋先輩は無理だよ・・・」

