恋の歌

私はみんながいないことを確認し、春樹の前に立った。






「春樹、何があったの?」


「…。」






ゆっくり目を私に合わせる春樹。






「お前アイツが来ること知ってたのか?」






アイツ?





「末廣先輩のこと?知らなかっ「ちげぇよ!!」


「ひゃっ!!」






春樹は大きな声を上げたと同時に持っていたかばんを床に叩きつけた。







そして春樹は出て行ってしまった。









何で怒ってんのよ‥。








私は泣きそうになりながら春樹を追った。