恋の歌

泊まる宿ってのは‥。






「ここラブホ?」







先に着いていた奏多さんがボソッと言った。








「部屋は4つ。それぞれ入ってね。」







そう言ってお姉ちゃんは末廣先輩の腕に絡みつき歩いて行った。






「ちょっ!お姉ちゃん!?」


「十夜は私の彼だからダメ。あんたは春ちゃんと。じゃ、また夕飯で~♪」






‥は?





彼!?






「奏多行こっ!」






友菜は奏多さんの手を引いて歩いてく。









春樹はどこか一点を見つめていた。