あ~、そういえば東を呼び出さなきゃいけないんだっけ。

あぁ~。・・・。

掃除が終わってからすぐに教室に戻って、
手紙みたいなものを簡単に作った。

「明日の放課後、特別教室塔に来て」

それで終わり。簡単に折って、
なぜかいつも開いている東の筆箱に入れた。

『ん?紗那、何入れてんだよ。』(東)

「うわぁっ!」

後ろからいきなり東の声がした。

(びっくりしたぁ~。)

「え?なんにも入れてないよ??」

焦ってバレバレの嘘をつく私。

『何が何にも入れてないだよ。バーカ』(東)

東は笑いながら私が入れた紙をピラピラと振って見せた。

ってかバカって!!(ムッカァ~!)

「あっ!ってか、私はアホだけどバカじゃないっ!!」

うん。私はアホであってバカじゃない。
小3のときの先生も言ってたよぉ~?
アホって言ってもいいけど、バカって言っちゃ駄目だって。

『今の言葉を聞いてようやくわかったよ。』(東)

「でしょ?私はバカじゃないって。」

私はドヤ顔で言ったけど、東から返ってきた言葉は・・・。

『沙那は、正真正銘のバカだ。』(東)

東は自分で自分の意見にうなづいてこういった。

「ん~。もうっ!オカマに言われたくない☆」

私は笑いながらこう言ってやった。

恋音と、東を観察していたら、動きが少し女っぽいということがわかったからだ。

『オカマじゃないし。』(東)

東は笑いながらそう言って、やっと(忘れかけてた)手紙を開き、中を読んだ。