今日は火曜日。
昨日、あんなことがあったのに、
私は平然と学校に行く。

ガラガラッ

「おっはよー☆」

いつもといっしょ。
みんなに挨拶をする。

『あっ!紗那!私の話しきいてぇ~!!』(るん)

教室に入ったらいきなりるんに飛びつかれた。

「どしたの?」

『まあ、屋上行こっか。』(恋音)

「うん。」

(ほんと、どうしたんだろ)

私は、屋上でるんと恋音の話を聞いた。

「えぇぇ~!!!るんって、東のこと好きなのぉ!?」

『ちょっ!紗那!声が大きい!』

慌てて、るんが私の口を手でふさいだ。

「ごめん。」

私は小声で謝る。

それにしてもびっくりだ。

東慎也とは、私の幼馴染の沙耶の幼馴染。
今は、クラスがいっしょで、最近の席替えで隣の席になった・・・って、
まさか、私に協力を頼むつもりじゃ!

『で、協力してあげてよ。』(恋音)
『シュークリームおごるから!』(るん)

(やっぱり・・・。どうしよ。)

「わかった。私に任せなさい!」

(ばか・・・。何言っちゃってんのよ。)

『ありがと~!ちゃんとおごるからね。』(るん)

『よかったねぇ~。』(恋音)

『うん♪』(るん)

ま、いっか。
協力してあげよう☆

「何すればいーの?」

『明日の放課後、特別教室塔によんでほしーの。』(るん)

うっ・・・。

「了解。」

『おねがいしまぁ~す☆』(るん)

仕方がないから呼ばなきゃ。

あんまり気が乗らないなぁ・・・。