思ったよりもギリギリに着いた


チャイムがなってしまった
授業が始まる前に
会えなかった…。
まぁ、放課があるさっ!!


「遅かったねぇ…」
「うん、ゆっくり用意し過ぎた」
「まぢか…」
「うん、」
「放課になったら行こっか?」
「うん!
「はい、授業始めるよ!!」


授業が始まった。
ちゃんと真面目に聞いている。
当然だけど。






きんこんかんこーん
きんこーんかーんこん


放課になった。
会いに行かなきゃ!!
しゃべれないけどっ。
まぁ、いいのさ。


「んぢゃぁ、行こっ!?」
「うん!!」






急いで階段を降りる。
階段の1番低い所で
座ってると何故か
喋りかけられた。

「真由、今日も自転車?」
「ぇ?」

上を見たら、優だった。
え?なんで?


「あ、うん、自転車だよ?」
「あ、そっか。」
「ん?何だったの?」
「………えっっと、
今日送ってくよ。」



佑羽は照れながら
やるぢゃん!!
と小声で一言。


私は空いた口がふさがらない。


「だめかな?」
「え?あ、嬉しいけど
迷惑ぢゃない?」
「迷惑だったら言わないよ」
「だよね…んぢゃぁ、
お願いします。」

という訳で?
送ってもらう事に。