この会話の3日後伸ちゃんは一人でここを発った
あの時の友達も、先生も誰も呼ばなかったらしい
私は出来上がった企画書を部長に提出し
散らかった机を片付けていた
すると・・・
『同窓会の出欠』
そういえば今日、家を出る前に郵便受けから出したんだった
出るべきか・・・
きっとあのメンバーだみんなくるんだろうなぁ・・・
伸ちゃん以外は・・・
なんて思いながら何気なく出席に丸をつけ
定時が過ぎそうなことを思い出し
挨拶も早々に会社を出た
そして、近くのポストに投げ入れた
それから、いつもの如く家に帰る途中
小さな男の子を見つけた・・・
なんか、伸ちゃんに似てるな・・・
そう思いつつ声をかけた
「どうしたの?」
「ぅえっ・・・ママがっ消えちゃった・・・!」
「そっかぁ・・・お姉ちゃんも一緒に探してあげるね?」
「ほんとに?」
「うん!」
男の子は「たっくん」というらしい・・・
(名前教えてくれないの「知らない人にはメッ」って言って)
お母さんはすぐに見つかった
たっくんは公園で遊んでいたらしいんだけど・・・
お母さんがスーパーに行っていたのを知らず
お母さんを捜し歩いていたらしい・・・
「本当にありがとうございます!」
「いえいえ!そんな!」
「あの・・・よかったら、夕食どうですか?」
「え?いやそれは・・・」
さすがの私でも、人の家にお邪魔するようなことは
「達幸をつれてきてくれたお礼ですし!」
「そうだよっ!おねぇちゃん!いこ?」
「えーっと・・・じゃ、じゃぁ・・・お邪魔してもいいでしょうか」
「はい!全然!」
うぅ・・・
小さい子には弱いなぁ・・・
こうしてたっくん改め・・・
達幸君の家に招かれた
