ありふれた涙


「馬鹿か!あれは、俺のじゃなくて、達也のだよ!」
「え・・・たっちゃん?」


あの伸ちゃんの弟のたっちゃん?

「お前なぁ、人の話聞かなすぎ・・・ホント変わってねぇな」
「・・・え?」
「だから!あれは達也の奥さんと子供!わかる?」
「わ、かった・・・」




ってことは・・・


「まだ、私たち・・・恋人?」
「ん~・・・ことによっちゃこうじゃなくなるかも」
「え・・・」

意味わかんない・・・
終わってないって言ったじゃん


「えっと・・・とりあえずどっかいく?」
「あ、うん・・・家近いから、くる?」
「あー・・・そうさせてもらおっかな」
「じゃぁ、こっち」


こうして、なんだかよくわからない雰囲気と雨の中
私の家に行くことになった。



「あー・・・散らかってるけど、どうぞ」
「おじゃまします・・・」

「あ、バスタオル。はい」
「お、おう・・・」
「適当に座っといて」
「あぁ・・・」
「コーヒーと、紅茶どっち?」
「・・・コーヒーで」


なんか、私ばっか喋ってる

そう思いつつ私も伸ちゃんの座っているテーブルのところに行き
向かい側に座った・・・