怪盗X 〜学校での出来事〜


この後も同じようなことが繰り返された

放課後

さすがにかわされ続けて松田も疲れている。

見ていられなくなった田中が声をかける
「もしよろしければ私のノートをお見せしましょうか?」

しかし、その声は松田には届かない
『インビジブル』により田中は認識されていないのだ
学年2位なのに……

田中は35のダメージを受けた

「まあ落ち込むなって」

声をかけたのは山本

彼は田中を認識できる数少ない人間の一人だ