「ん〜、言わないんじゃん?」 今までの話しを聞いてた沙織が鶴の一声ならぬ、沙織の一声を言う。 『うっ!!…そんな傷口を抉るようなこと言わないでよ〜!!』 本気で悩んでるのに…。 「ごめん、ごめん。…でも、宮沢くんの態度じゃ不安にもなるよね。」 軽い謝罪をしてから、 少し真面目な顔で言う。 ふざけてても、最後は真剣に相談のってくれる。 沙織が親友で本当に良かった。