中1の夏休みだった。

「山梨…好きっ」

目の前には小学校からずっと幼馴染で家が隣の倉木 藍。

…俺はずっと幼馴染としか見てない。

「ごめん。無理」

そう言って俺はせを向けた。

今にも泣きそうな倉木を置いて。



「…なし! 山梨!!」

「あ?」

「授業中だよ?先生見てるって」

「あー,どうも」

高校も同じで隣の席。

あの後倉木は

「…そか。ごめん。
今の忘れて」

そう言っって無理に笑みを見せた。

「…忘れられねーって…馬鹿じゃねぇの」

「…え?」

授業中だよ?とか言いながら倉木は先生の話し聞いてんのか?ってくらいの地獄耳。

「んでもねーよ」

「…っあ,ごめ」