「__私ら、今日から華の女子高生ではないか。」 「なのに何で泣いてんの、李乃は。」 4月、春は出会いと別れの季節。 出会いと別れの・・・。 別れの・・・・・。 「彼氏に振られたらしいよ~。」 「入学式に?うっわー。それキツー。」 「李乃さ、彼氏と同じ高校入るって勉強頑張ってたのにね。」 「・・・・ご愁傷様。」 皆の言葉がグサグサと私の胸に突き刺さる。 ああもう、死んでしまいたい。