「小松利央葵くん、どうぞ。」


大生の手をギュッて握った。
だって…不安なんだもん。

大生も握りしめてくれた///


「保育園行ってから熱出たみたいなんです…」

「呼吸の音を聞いてる限りでは、肺炎ですね。
しばらく入院させましょう。」

「わかりました…」


なんか脱力感でいっぱいだった。
子供を守る親って、ホントに大変なんだ。


「ルイ、明日は大学休もう。
リオにずっとついてよう。」

「今、言おうと思ってた。
いっつも支払い大生だから、払うね。
実業団の給料、使ってないから。」

「ゴメン…ありがとう。」