通勤ラッシュで電車は満員だった

俺は彼女を守るようにドアの方に彼女をいかせた

そして僕は覆いかぶさるようになった

彩花は少し照れ臭そうに
長いまつげをパタパタと扇がせた

学校まで電車で一本だが15分かかる

満員電車でむっとした
車内では半袖が調度よかった

彩花と僕は同じ高校に通っている

たまたまなのか
よくわからないが

自分はこの高校に行くというのは中2から決めていた

付き合い始めて数ヶ月経ったある日彼女と進路の話になって僕は志望校を打ち明けると
彼女は急に勉強を頑張り始めついには俺と彩花は成績順位で肩を並べていた