「行ってきます」

朝ごはんを食べ準備を済ませた俺は家を出た

今日は
少し空が曇っていた

けど
いつもとなんの変わりもない

少しペースを速めて駅に向かった

駅に着いた
最近綺麗になった新しい改札
そこには
ショートヘアーの
瞳のくりっとした少女がいた

彼女は俺に向かって

「裕介っ」

と少しハスキーな声で言った

「彩花…??」

「髪切ったの。どう…かな…」

そう言って
髪を少し揺らした

彩花は
僕の彼女だ
中学から僕は彼女と付き合ってる

「行こうか…」

僕と彩花は手を繋いでホームに向かって歩きはじめた