(侏羅の私服、かっこいい/!)



侏羅はいつもと違い
髪を少しだけ整えて、
眼鏡をかけていた。
ピアスも開けてるんだ…。



『どこ行く?
なんか欲しい物ある?』



「特に。」



『じゃあ、俺の買い物に
付き合ってくれる?』



「…うん。」



そう言って連れてこられたのが
楽器屋だった。



バンドで使うような楽器や
トランペットやバイオリン。
いろんな楽器があった。



その中で侏羅が見ていたものが
ギターだった。



「侏羅って、ギター弾くの?」



『バンド組んでるんだ。』



「いつも一緒にいる人達と?」



『うん。今度紹介するよ。
みんないいやつだから
心配しなくていい。』



「うん。」



このあとも、二時間くらい
品定めをして、
気に入ったギターを買っていた。