ブス子の彼氏はplayboy

〈あんた!何したか
わかってんの?〉



〈眞美の侏羅さんと
キスなんかしてんじゃねーよ!〉



髪を引っ張られたり
ビンタされたり。
堪えることしかできなかった。



そんな私を、
横でクスクス笑いながら見ている
眞美がいた。



(助けて…。)



私は心の中で叫んでいた。





『眞美。何してんの?』



あの時と同じ…。
入口からの声は、
侏羅の声だった。



〈水谷先輩!〉



眞美は真っ先に
侏羅に抱き着いた。



〈先輩〜。単刀直入に聞きますけど、この子とキスしたって
本当ですか?〉



(したなんて言わないで!)



『あ〜。うん、した。』



「……!!!」



〈なんで!なんでこいつなんかとキスするの?
私、水谷先輩のこと、
本当に好きなのに!〉



眞美の態度が変わった。



『…うっざ…。』



〈……え…。〉