ブス子の彼氏はplayboy

〈夭乃帰ろ!〉



「うん!」



今日も実宇と一緒に帰る。玄関に行くと、三人の男達がたむろしていた。



「…侏羅。」



『夭乃?』



その中にいた侏羅は
私がかすかに発した言葉に
気づいて、こっちに向かってきた。
その時、私の前に実宇が立った。



〈何ですか?〉



『俺、夭乃と話したいんだけど。』



〈だから、何の用ですか?〉



『何でもいいでしょ?
君には関係ないこと。
もしかして、俺が手出すとでも思ってるの?』



〈………。〉



『出さないよ。夭乃にはね。
夭乃、ちょっと来て!』



私は侏羅に手首を掴まれて無理矢理連れていかれた。



〈夭乃!〉




「ごめん、先帰ってて。」



〈うん……。〉





私が連れて来られたのは
三年一組の教室だった。