「師匠」 「………」 静かに顔をこちらに向ける 「小田薮長さんに 戦に来てくれと申し出がありまして」 「………好きにしろ 育てたのは私だが 生きるのはお前次第だ」 「はい! でわ、小田氏の戦に出て参ります」 やった! 小田薮長さんのとこへ行けば 豊富家吉だっているだろうし 徳河秀康もいる その中に僕がいる