ボクらのコイ




止めようとしたけど羽羅はさっさと木下さんの席まで着いてしまった。



「ねえー木下さーん。アタシ図書委員会すっごく入りたいんだよねー」


ちょっとびっくりしてる木下さん。



木下さんは地味なタイプの子で、少しクラスのみんなから外れたところにいるような子だ。



きっと羽羅も、しゃべったことなんてない。



「あのっ、でも私、友達と一緒の委員会入るって約束しちゃったから…っ」



なるほど、そういうわけね。



「いいじゃん西口ー図書委員会がアレならさ、俺と生活とか入んねぇ?」


「えー交通入ろうよー」



委員会なんて入る気もなかった男子達が騒ぎだした。



「ねぇ西口ー…」


「うるさい!!」



羽羅が怒鳴った。



一瞬にしてシンとする教室。



「…アタシはぁー正臣と一緒に図書委員やりたいんだぁー」



「だからさー木下さん…譲ってよぉ」



「あのっ、でも約束しちゃったし…」





木下さん意外とひかない。


…なんかめんどくさくなりそう…。



「おい、羽羅…」


止めようと口を挟む僕。