「あ、あのぉ〜」 体を少し揺さぶってみた。 「………んあ?」 金色の男の子は起きてくれた。 「…………あんた、誰?」 「転入生の、宮園です…」 「………何の用?」 金色の男の子は、 めんどくさそうに言った。 「教科書を…見せて頂けませんか?」 「………は?」 「まだ、届いていなくって…すみませんが、見せて頂けませんか?」