余命半年の命-わたしなりのHappy☆Life-



「あ、あのぉ〜」

体を少し揺さぶってみた。

「………んあ?」

金色の男の子は起きてくれた。

「…………あんた、誰?」

「転入生の、宮園です…」

「………何の用?」

金色の男の子は、
めんどくさそうに言った。

「教科書を…見せて頂けませんか?」

「………は?」

「まだ、届いていなくって…すみませんが、見せて頂けませんか?」