「長くてあと半年の命でしょう」


まだ物心もつかない、
幼い頃から診てもらっている、
専属の医師に、
そう告げられたのは、

たった…2時間も前のこと。




「延命治療を、続けますか?それともー…」

「残りの半年…自由に生きたいです」

わたしは生まれつき、
体が弱くて、
入退院を繰り返していた。



保育園にも小学校にも中学校にも
まともに行った記憶はない。