前を見ていなかったせいで 誰かとぶつかった。 勢いよくぶつかったせいか、 少し腕が痛い。 「あっ、ごめ...ん?」 そこには見たこともない男の子が 肩をおさえて立っていた。 「大丈夫。 こっちこそゴメン」 男の子は少し申し訳なさそうな顔で 頭を下げた。 「あ、いや前見てなかったの こっちだから、ゴメン!」 私が前見てなかったからなのに... 申しわけない、と思ってもう一度謝る。 「いや、俺も悪いし。 ごめんな、...じゃ。」 また少し頭を下げて、 男の子は小走りで去っていった。