まぁ田中の事だから、目が覚めたら遅刻でも学校にくるだろうけどな。
「先生!!おっはようっ!!」
「!!!!!!」
一人学校への道のりを歩いていると、背中に衝撃がはしる。
こんの…ばかみやが…。
俺の背中を当たり前のように叩く奴は大方検討がつく。
「おい上谷…覚悟できてんだろーな…。」
「え!!?なんで?!!」
歩いてるだけでしんどい身体を殴ったからだよ!!…とは言えないからな。
「うる…っごほっ…せぇ。」
「あれ?先生風邪?」
「あ?ちげぇよ。とりあえず、お前今日居残り掃除な。」
「えーーっっ!!」
こいつ…本当うるせぇ。
いつもなら笑って反応を見てるけど、今日は頭に響いてそれどころじゃない。
俺…今日一日もつのか?

